インプラントについて
インプラント治療とは
インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を入れる治療方法です。
この治療法は欧米において1960年頃より一般的に開始され、1980年以降、金属と骨が直接結合することが明らかにされて以来ほぼ確立した治療法として受け入れられております。
インプラントのメリット
インプラント治療で入れた歯は、見た目に優れているだけでなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。
- 自分の歯と同じような かみ心地
- きれいな見た目
- 周りの歯を傷つけない
- 人工歯の違和感が少ない
インプラントのデメリット
- 保険が適用できない
- 外科的な治療が必要
- 基礎的疾患がある方には適応できない場合がある
治療の流れ
治療計画
診察、レントゲン撮影、全身の既往歴、骨の量などのチェックを行い、治療計画を立てます。
インプラント(人工歯根)の埋め込み(フラップレス埋入法)
局所麻酔下にてレーザー治療器により直径4mmほどの穴を歯茎に開け、人工歯根を顎骨に埋入します。 (麻酔下にて実施しますので痛みはほとんど感じません)
術後はインプラントが顎骨にしっかり固定されるのを2カ月から6カ月ほど経過観察。
口の中の型採り
お口の中の型を採り、人工の歯を作製します。
人工歯の装着
インプラントに人工の歯を装着します。
治療費について
インプラント1本1本につき23万から28万円です。CTスキャン
インプラント治療必携の設備「歯科専用CTスキャン」<京セラメディカル製>
小禄ホワイト歯科では、歯科専用のCT(コンピュータ断層撮影装置)を完備しております。
今までのレントゲンは平面単位の情報しか得られませんでしたがCTでは立体での情報を得ることができます。
歯を支えるあごの骨はくぼみや傾きがあり、神経や血管が多く通っています。その流れは複雑で、パノラマレントゲン写真では骨の影になった神経や血管を確認できません。
骨の構造をより良く把握するためには、CTスキャンは欠くことのできない設備です。
口腔外科医にとってCTスキャンは言わば優秀なナビゲーターです。CTスキャンを使えば死角ゼロの処置が可能です。
治療を行う前だけではなく、治療終了後にも撮影を行い状態を確認し、説明をさせていただきます。
3D-CT撮影画像
インプラント治療
歯茎を切開しないフラップレスインプラント埋入法
当院では、インプラント埋入術を行う際、できるだけ、歯肉切開を行わず、歯肉に直径5mmほどの穴をレーザー治療器で開け、インプラント埋入を行います。フラップレスで治療を行うため、術後の疼痛、出血、腫脹を大きく軽減できます。
当院での手術の症例(50代女性)
1.インプラントを入れる前の状態
歯を失った部分の歯茎に麻酔をします。
2.手術直後
インプラントを埋め込んだ直後です。
切開をしない方法(フラップレス埋入法)にて手術しているため、ほとんど出血と痛みはありません。
3.二ヶ月半後
ポストを取り付け冠を装着。
治療費について
現在、インプラント治療は保険適用外で自費治療となっています。インプラント1本につき25万から32万円です。
ただし、治療費は各人の治療工程により異なります。